自主製作プロジェクトへの挑戦(2)【津田製作所60周年記念】

自主製作プロジェクト(1)【津田製作所60周年記念】

の続きになります。

前回のブログをぜひご覧になってから

お読みください!

何をつくろう?

せっかくなので

熨斗や挨拶状にも工夫をしようと、

それに使うための

「感謝」

の文字を、

心を込めて書きました。

(文字の色は加工後)


しかし、

肝心の製作する「もの」に関しては、

全くノープランでした。


お客様に使っていただけるものー


『どこで使う?』

個人の自宅で使うとなると、

誰が持って帰るかなど

困ってしまわれる可能性があるので、

職場で使えるものにします。


『どんな場面でいつ使う?』

年に数回しか使わないものは

不要になることが多いのは、

弊社の長年の3S活動をから

身にしみて分かっています笑

よく使っていただけるもの、一択です。


津田製作所の金属加工

弊社で製作できる金属製品であることと、

「津田製作所らしさ」は不可欠でした。


金属の中でも、

普段使用している

・鉄

・アルミ

・ステンレス

のいずれかが素材であること。


ただ、

一つ制限がありました。

弊社は自社で板金を行わないため、

完全自社制作となると

切削加工でできるものに限られるのです。


板金加工ではない=ある程度重いもの

となります。

一人一人の「参加力」

金属で作られているもの、

金属でできそうなものを

ネットで検索するのと同時進行で、

社内で案の募集を行いました。


(↓社員さんへの「応募」のお知らせの一部です)


採用には至らなかったのですが、

応募していただいたことがとても嬉しく、

みんなに参加してもらいたいという、

このプロジェクトの目標の成果にもなりました。

欠点?利点?

重いものでも大丈夫だろうか。

一般的に、

軽量化を売りにしていたり

軽い方が良いとされたりと、

商品の軽量化は進んでいます。

しかし、重さを活かし、

むしろ重い方が良く

職場で使える、身近なものとは…


…!テープカッター!


①市販のものはガタつき防止に、砂等を入れ重量を出している

②デスク以外に置けば、誰でも使える

③面白い形のものは職場では少ない

④使う(見る)たびに津田製作所を思い出してもらえる


早速、

市販の製品を購入して研究し、

60周年の記念品は、テープカッターに決定しました。

津田製作所の得意なものづくりとは

弊社は精密部品を製造する会社です。

ですので、

安全性や使いやすさやはもちろんのこと、

見た目にもカッコよく

インパクトのあるものを、と

生産技術部にデザイン・構造の提案を依頼しました。

私が「カエル好き」というので、

カエルのデザイン案もあり、

当初の心配からすると、意外?なことに

楽しんでくれているようで、

温かい気持ちになりました。


「このままスムーズに進むだろう」と

この時はほっとしたのです。






自主製作プロジェクト(3)【津田製作所60周年記念】に続く

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