出荷保証も技術

ものづくりの現場で注目されやすいのは、"加工精度"や"検査技術"です。

かつての当社は「加工屋」という意識が強く、
加工に携わるスタッフが最も重要で、その他の業務はどこか二の次になっていた時期がありました。
梱包作業もその一つです。
でも今では、加工・検査・出荷準備・梱包まで、すべて一連の「品質保証工程」として捉えています。

出荷準備や梱包もまた、品質を構成する重要な技術工程。
どの工程も、それに関わる人も、同じだけ大切な役割を担っている。

そう変わったのは、全ての工程に全力で取り組んでいるからだと思います。

生産の”今”を分かりやすく

2003年にISO9001を取得して以降、
製品が今どの状態にあるか、関わる全員が把握できるように運用しています。

途中加工品・加工完成品・検査済み品を、色分けしたボードで区別し、工程の混在や誤認も、ここで防いでいます。

これは単純に「見える化」だけではなく、

・工程責任の明確化
・誤工程の流出防止
・出荷前状態のトレーサビリティ確保

を目的として設計された仕組みで、最終工程である出荷準備・梱包も、この流れの中にあります。

「最終砦」出荷保証係

完成した製品のキズ・汚れ・錆などの外観状態を出荷前に確認し、
安全・安心にお届けできるように梱包作業を行うのは、
当社にとっての「最終砦」、製造部の出荷保証係です。

寸法検査や精度検査では、数値に出てこない違和感、色味の違い・加工模様の出方・光り方・手触りの変化なども、重要な品質情報として記録します。
このデータを生産現場へフィードバックして、加工条件や工程改善に繋げています。

再現性ある検品のために

検品作業は、神経を使うとてもデリケートな検査です。
そのため検品エリアは、手元照度を1,000ルクス以上に設定しています。(ちなみに、オフィスの照明は一般的に400〜750ルクスくらいです)

少しの変化も見逃さないため、というのももちろんあるのですが、
個人の感覚に依存しない、検査する人が替わっても、再現性のある品質保証ができるための環境づくりでもあります。

梱包は「技術的な判断力」が必要?

「梱包」と聞くと、包んで箱に入れるだけのイメージもあるかもしれませんが、実際は「技術的な判断力」が必要です。

製品の形状・大きさ・重量・数量・強度、さらに輸送条件や保管環境を考慮して、
「どの材料を使おう、どう固定しよう」
と、一つ一つの製品に最適な方法を考えながら行なっています。

お客様から梱包の仕様を細かく指定されることはほとんどありませんが、
輸送中の衝撃、長期保管される場合の湿気など、製品が影響を受ける心配は、可能な限りつぶしておきたいのです。
そのため、コストはかかりますが、包装材や固定資材、防錆・防湿対策は製品ごとに対応しています。

こうして大切に梱包された製品たちは、ようやく「出荷!」となるのです。

最後まで責任を持つ

「加工が終わった時点で品質が完成」とは考えていません。お客様の手元に届く瞬間まで、すべてが品質工程です。

安心して使っていただける製品をお届けするために、目立たない工程にこそ手を抜かない。
そういうものづくりを、これからも続けていきます。







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