①調達担当者お悩み解決シリーズ「この部品、どこの会社に頼めばいい?」~調達の流れと選び方のポイント〜

図面はあるのに、頼む先が決まらない
「この部品、どこにお願いすればいいんだろう…?」
新しい製品や、ちょっと特殊な形状の部品が出てきたとき。
調達担当者の方が図面を見ながら、
「これ、マシニング?旋盤?」「うちの取引先で対応できる?」
そんなお悩み、あるあるなんです。
今回は当社にご相談くださったり、
「こんなことがあってね」と打ち明けてけてくださった調達担当者さんのヒントになれたらいいな、の
調達担当者の悩みを解決するシリーズです!
精密部品になればなるほど、
加工方法や必要な設備の判断は難しくなります。
特に初めての案件や新しい試作は、
「これ、どこに出せばいいんだろう」
との壁にぶつかりがちですね。
調達の流れ
- 調達先候補を探す(取引先リスト、展示会、紹介、ネット検索など)
- 見積もりを依頼する
- 見積もりの比較・評価(コスト、納期、品質保証など)
- 発注・契約
- 納品・検収
企業や製品の特性によって多少の違いはありますが、
一般的な調達の流れはこんな感じです。
こう書くとシンプルですが、
実際、この流れにはかなりの時間と労力がかかっています。
見積もりを依頼しても「対応できません」が続いてループしてしまうと、
「もーいやっっ!」ってなってしまいますよね。
調達先を選ぶのは意外とむずかしい
中堅・大手企業ほど、調達先は「仕組み」で選ばれやすいです。
- サプライヤー登録制度による事前審査
- 相見積もり・競争入札
- サプライヤー評価制度によるスコアリング(品質・コスト・納期)
- 技術力や設備力の確認(5軸加工、検査体制など)
つまりどういうことかというと、
「価格が安い=いい会社」ではなく、
品質保証、納期の安定、改善提案など、トータルで信頼できる会社が求められているということになります。
でも、その「信頼できる加工先」を見つけるのが、一番難しいと、みなさん口を揃えておっしゃいます。
条件が合っていても、最初に相談した時に違和感や壁を感じてしまうこともあるそうです。

まとめ:大事なのは「ぶっちゃけて話せるかどうか」
「どんな加工方法がいいか」
「コストを抑える方法はあるか」
最初の段階から相談ができて一緒に考えてくれる、
試作や小ロットにも対応してくれる、
ちょっと無理も言える。
そんな会社がひとつでもあると、調達の仕事はぐっと進めやすくなります。
困ったときにすぐ相談できるというだけで、安心感がまるで違うし、
調達だけでなく全体のスピードと精度がグンと上がります。
津田製作所では、
とりあえず相談してみようと思ってもらえる、
ちょっと甘えても大丈夫かな…と思ってもらえる
「頼れる相棒」な会社を目指しています!

次回:「加工方法ごとに変わる発注先」
次回は、実際の調達現場で起きやすい、
「加工方法が違うと、依頼先も変わる?」
です。
第3回の全シリーズで、
「信頼できる加工先」って結局どんな会社?や、
実際の事例も踏まえてお伝えしていきますので
お付き合いください!
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