製造業用語?津田製作所用語?

今回のブログは、ちょっと休憩回です!
どの業界でも、
「普通に使ってるけど、他の人には通じなかった」
という言葉が、ひとつやふたつあるのではないでしょうか。
当社でも、専門用語だけじゃなく、ちょっと可愛い(?)愛称 が飛び交っています。
日常に溶け込みすぎて正式名称かと思ってた、そんな「津田製作所用語」を集めてみました。
見た目や使用感そのままのモノたち
・グリグリ
正式名称:カウンターシンク

手動ハンドル(ハンドグリグリ)と組み合わせて使い、
穴の面取りやバリ取りに使用する道具。
・ハンドグリグリ
正式名称:クリックボール

こちらは電気工事などでも使われる工具。
刃物を取り付けて、木材などに穴をあける際に使う手動ハンドルです。
電動じゃないからこそ、
微妙な力加減を感じながら作業ができます。
手で持って「グリグリ」回すから「ハンドグリグリ」。そのままです笑
・モジャモジャ
正式名称:スコッチ・ブライト

初めて聞くと、????となります笑
金属の研磨・バリ取り・仕上げ、塗装前処理、サビ落としなど、素材や汚れの種類に応じて研磨剤入り不織布やスポンジを使い分けます。
スコッチブライト自体は使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
これも、見た目そのまま呼んでますね笑
・カッチン
正式名称:トルクレンチ

ボルトやナットを締めるとき、「どのくらいの力で締めているか」を測定・管理する精密工具。
設定したトルクに達すると「カチッ」と音と感覚で教えてくれるので、この愛称になったと思います。
締め付けすぎによる破損や、締め付け不足による緩みを防ぎ、作業者によらず一定の力で正確に締め付けることができる、
自動車整備や機械の組み立て、製造ラインなどで部品の信頼性を高めるために不可欠な道具です。
・ペコペコノック
正式名称:位置決めピン

機械加工や組立、検査工程で、部品やワーク(加工対象物)を正確な位置に固定・案内するための部品です。
切削加工などで、ワークを常に同じ位置にセットするための基準となります。
地味ながら、精密加工には欠かせない重要な存在です。
ちなみに…よく出てくる製造業用語
・ワーク
加工の対象となる部品や、製造途中の品物のこと。
完成品になる前の材料や部品全般を指します。
・仕掛品(しかかりひん)
製造途中で、まだ完成していない製品。
「作りかけ」の状態のものです。
・トライ品(TP品)
量産前に、条件や精度を確認するための試作品。
T0、T1…と段階があり、量産成功のために欠かせない存在です。
誰かに通じるとちょっと嬉しい
いかがでしたか?
こうした愛称や言葉は、現場の中で自然に生まれてきたものですが、
伝わりやすくて、道具に愛着が湧いてくるような気もしています。
「グリグリ取って」「モジャモジャしといて」
外から聞いたら「え、何それ?」って思うかもしれませんが、
現場では当たり前のように飛び交う言葉たち。
正式名称より、愛称の方がしっくりくる。
きっとどの業界にもそんな言葉があって、同業同士で通じるとちょっと嬉しくなったりするんではないでしょうか。
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