仕事は人。自信持っていい。『60分』第2回 株式会社 結 movie〜前編〜

中小企業のリアルな『60分』
津田製作所のブログの新企画
『60分』
弊社 代表取締役 津田義明が、
経営者や今話題の方に
60分間の限られた時間の中で
インタビューにお答えいただきます。
第2回目は
株式会社 結movie 代表取締役 石井 祐尉(いしい ゆい)さんです。
前編は、
3期目の会社で少人数で年商を伸ばし続けられている秘訣、
今の時代に欠かせないSNSをどう使うべきか、
これからの広告がどう変わるかなどなど、
盛りだくさんでお届けします!

起業するのに必要な「力」
津田:「早速ですが、この会社を立ち上げたきっかけは何ですか?
元々どこかにお勤めだったと聞いてるので。」
石井:「大学は建築の学校に行ったんですけど、興味なくて遊ぶばっかりで(笑)
でもせっかく大学に行かせてもらったのに、仕事はせんと親に申し訳ない。
父親が自分で会社をしてたから、子供の時から『いつか俺も絶対に社長になるんだ』と思ってたので、
そのためには営業力が必要だなって、ハウスメーカーで営業をすることにしたんです。
家って人生で一番大きい買い物だし、 この分野の営業でトップ取れば、とりあえず形になるんでないかと。
最初から『3年で結果出して辞めます』って言って入社して、
1年目で新人賞、2年目で全体の営業の中で3位になって、
もうこんだけやったからいいかな、って辞めて。
それから、本当にやりたいことを探していろいろやったんだけど、
あることがずっと頭に残ってました。
大学時代にアルバイトをしていたところの送別会で、映像を作ったんです。
3人くらいで、『こんなの面白いんじゃないか』『こうやったら泣かせられるんじゃないか』とか企画して撮影して、
パソコンなんて全然触ったことなかったのに、 編集もして。
そしたらすごい感動してくれて、すごい笑って泣いてくれたんですね。
それで、もしかしたら映像って面白いんじゃないかなって、14年前にこの業界に入りました。
独立したのは4年前なんですよ。」
津田:「だいぶ昔から独立してたように見えるよね。
『私の宣材写真撮ってもらえる?』ってお願いしたのは創業したての頃だったけど、
めちゃくちゃ自信持ってる人だなというのが、第一印象。大事ですよね。
任せられるって感じた。
そこでもし、『自信ないです』みたいなことを言われたら、ちょっとねって思うじゃないですか。
それはハウスメーカーの営業で培ったんですね。」

1/100×1/100×1/100
津田:「今はどういった企業からどんな内容の依頼が来るんですか?」
石井:「今はリクルートがめっちゃ多いです。困ってる会社多いですね。
若い人材を求めてたくさんお金かけて求人してても、なかなか入ってくれない。
だからそういうところにお金を投資するんじゃなくて、
自社で発信できるSNSに目をつける人たちが増えてきてるし、僕らからも提案する。
TikTokやInstagram、YouTubeなどのコンサル、運用代行とどっちもしてます。」
津田:「 必ずヒットするっていうわけにはいかんだろうけど、
『この企業だったらこんな形で発信すれば求人が集まるだろう』とかある程度予測されるわけでしょうから、
そういったのは何か勉強されてるんですか?」
石井:「そうですね。
リサーチやベンチマークになるんですけど、
似たような企業さんがどう伸ばしてるかを調べてまずはやってみる。
どんな見せ方が伸びるとかあるんですけど。」
津田:「ノウハウがあるんですね。」
石井:「僕らにノウハウがない部分は、それぞれ強いところとタッグを組んで一緒にやってます。」
津田:「一番王道のやり方ですね。」
石井:「僕らそればっかりです。
1/10,000のスキルがいいって本にも書いてあったりするんですけど、
1/100×1/100×1/100のスキル、この3つを掛け合わせると唯一無二、絶対の力になる。
僕1人で1/10,000になるって無理じゃないですか。
例えば、映像が1/100の1人、営業が1/100の1人でやってて、
あとこれに1個、1/100の1人のスキルを掛け合わせればもっといいものができる、
ここを見つけてくる作業が結構大事だなと。
誰と組んでどんなものが提供できるかという、逆算をする。
出会ったこの人と、僕を掛け合わせるとどうなるか。
じゃあこういう人を助けられるかもしれない、というのを考える。」
津田:「その到達点に行き着いたらすごくいいですけど、それまで結構苦しいはずじゃないですか。
なのに石井さんからいつも余裕を感じるんですけど、どうされてるんですか?」
石井:「わかんないです(笑)
でも結局、商売って人との繋がりになってる。
いろんな人に紹介してもらって仕事もできる。
いろんな人を知って仕事になる。
当然自分も良いものを持ってないといけないけど、
ある程度良いものを1個持ってると思えば、もう自信持っていい。」
津田:「素晴らしい。
私は映像のことわからないから、
石井さんが作ったのとそうじゃない映像を2つ並べて見たとして、
どこがどうすごいのかはわからないんですよ。
でも影響力があるなっていうのは感じる。引き付けられるんです。
ちゃんと自分の答えを持ってて焦りを感じないから、
信用に繋がって、さらにお客さんがついてくるよね。」

ヒント:SNSの流れを作る
津田:「先ほどいろんなSNSでされてるって言われてましたけれど、
石井さんから見て、例えば津田製作所ならどのSNSがいいとか、
業種や業界によって合わない媒体もある?」
石井:「業種というよりも目的ですね。
リクルートなのか、ブランディングなのか、認知なのか、競合他社との差別化なのか。
目的によって媒体が違うから、使い分ける。
認知策としてはTikTokが一番いいですね。拡散力があるので。
実は1つじゃないんですよ。
TikTokやってInstagramに呼び込んで、Instagramで教育して、
そこから公式LINEに流すといったふうに、SNS全体で見る。
とりあえずこのSNS使いたい、ってそれだけをやるんでなく、
目的に対してこれをやる、その前にこれをやってっていう流れを作らないと。
売るものによっては、広告出した方が早い時もある。」
津田:「企業がSNSを使った時に成果は出るんですか?」
石井:「 成果は出ますね、ちゃんとやれば。
でも難しい部分もあるんです。
僕らから見て、これだけじゃなくてこれもやらないと…と思ってても、
会社によってはできないところも、続けられないところもある。
半年くらいでは視聴回数や評価が全然増えないのが普通。
どれがどんなきっかけで成功するかは分からんけど、
SNSも継続が大事ですね。」
広告にwinwinを、心を。
津田:「これまでで『大成功!』と感じた事例を教えてください。」
石井:「成功とはちょっと違うかもだけど、映画撮ったことは大きかったですね。
広島出身で角川春樹小説賞を受賞された、稲田幸久さんという方が脚本の映画で、
撮影・監督をしたんですよ。」

津田:「すごい!映画監督じゃないですか!」
石井:「撮ってるとき、あの送別会でビビッと来た感覚がありました。
楽しい!みたいな。
もちろん初めてで大変だったけど、
今後はストーリー性がある広告が流行る、
見てて面白いCMが必要だから、それを表現できるようにならないと思ってたので、
いい経験になりました。
繕われたように感じる広告って、SNSでもなんとなく飛ばしたくなるじゃないですか。
でもドラマ仕立てだとなんか見てしまう。
見る方もストレスない、訴える側も気持ちよく見てもらえる、会社も知ってもらえる、
winwinの関係でなきゃいけないと思ってます。
誰でもスマホで撮れるようになって、
ただただ撮ってなんとなく紹介する、みたいなのは終わってくるから
もっと上の映像制作をしていかないと。
映像でいかに心を動かすか、そこはこだわっていきたいです。」
『60分』第2回 株式会社 結 movie〜後編〜 へ続く
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